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| 「たんぼ」と「ごはん」を考える…
水田とお米の働き |
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| 日本の米の歴史は古く、稲作は弥生〜縄文時代に始まったと云われています。「いつも月夜に米の飯」(いつまで続けても飽きないことの意味)のことわざがあるように、米は、日本人にとって欠かせない主食であり、2千年以上も食べ続けられている理想的なエネルギー源です。また水田は、安全で安心な「食材」としての米を作るだけでなく、私たちの生活と密接な関わりをもっています。 |
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水田農業は、日本の農業の中心として2千年の歴史をもっています。また、「灌水を行うことによる連作障害の回避」「土壌流亡や土壌肥沃度消耗の回避」「干ばつなどの気象災害による生産不安定さの回避」「雑草繁茂の防止」「地力の維持」など、さまざまな性質をもっています。 |
米を中心とした日本人の食生活は、魚・野菜・大豆など伝統的な素材と組み合わされることにより、多様性にあふれ栄養のバランスがよい理想的なものとなっています。動物性脂肪や糖分の取りすぎなど、栄養の偏りが問題となっている欧米型の食生活にくらべて、日本食は成人病の心配も少ないのです。
日本人の平均寿命が世界一なのは、米を中心にした食生活だからなのです。 |
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| 水田のお米を作るだけでなく、生活に関するさまざまな機能を果たしています。 |
1
自然を守る |
水田の稲は酸素を作り出し、空気をきれいにする働きがあります。また、広大な水田の水は浄化槽のように、地下水づくりのろ過フィルターの役割を果たしています。
水田に水が張られると、会津盆地の温度が2〜3度下がるといわれ、町中でも田植えの季節の到来を感じとれます。夏の暑さを和らげるなどの温度調節機能があります。
河川や沼地よりも水流が安定している水田は、水生動物や昆虫などの楽園で、生態系を維持しています。また、イナゴやドジョウなど食用となる生き物も育てます。 |
2
災害を防ぐ |
大雨のとき、水田の畦が小刻みに雨水をためて河川の急激な増水を防ぎ、少しずつ地下水にしたり川に流したりして洪水を防ぐダムの働きがあります。その保水力は、ダムの3倍以上といわれます。
特に急な斜面に拓かれた棚田のように、斜面にある水田の畦は、土が流れ出したり、がけ崩れを防ぐ機能があります。大雨や長雨のときによくわかります。 |
3
文化を作る |
水田ののどかで美しい風景は、私たちに心のやすらぎを与えてくれます。踊りや芸能をとおして、混住化が進む地域全体の絆を強めるなど、水田農業の文化は地域社会の歴史に深く関わり、伝統文化を保存する場としての役割をもっています。 |
世界の至るところで緑が失われ、
生態系が崩壊し環境崩壊が問題となっています。
工業国の日本にとって、このような公益的機能を持つ水田農業を維持することは
必要不可欠なのです。 |
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